落ちぶれて辞めるな！～保険の仕事を踏み台にするのはok! タラレバ言う前にやることやれ！～

周りを見てみてください。現役の保険営業さんより、過去にやっていたよ、という人の方が多くありませんか？

保険営業の1年以内離職率が80％以上と考えると、当然のことかもしれません。

今日は、「過去にやっていた」、という人について書いてみたいと思います。

大きく二つに分かれます。

①納得のできる辞め方をしていて、保険営業時代に学んだことを活かしている。経験して良かったと思っている。

②数字が取れなくて辞めることになったことを人のせいにし、保険業界の悪口ばかり言っている。

保険営業時代を踏み台にしてもいい！

保険営業という仕事に納得をして辞めた人で、辞めた理由が明確な人、そして、営業時代に学んだことを活かしている人は、次の仕事でも成功している場合が多いです。

そして、保険営業は楽しかったと思っています。

理由は、やるだけのことをやってきたから。そして、この場合は、お客様も納得してくれるんです。ステップアップしている人から保険に加入できたこと、誇りに思っています。

この人たちは、保険営業をして、勉強になったと思っています。確かに保険について知っただけでもすごいことだし、事務職では出会えなかった人にもたくさん会えています、実はこれ、私にとっても、今に繋がる財産になりました。

タラレバばかりで保険が取れないことを人のせいにしている人は、次の仕事でも苦戦する

上手くいかないと、どうしても人のせいにしたくなるんですよね。数字が取れていないと、自分もそんな感情になることがあったので分かります。でもそんなときにも小さい契約でも1件入ることで心が穏やかになるものです。その1件を取る前に、どんどん心が落ちてしまう人が、人のせいにしてしまう人です。

多くの場合、次の仕事でも苦戦しています。

過去にあった実話です。

3人の子のいるパパが、15年以上勤めた全くの異業種から保険営業になるのは、かなり難しいことです。私の家にまで相談に来ましたが、もちろん私は厳しさを話しました。その人は見た目も営業に向いているとは思えませんでしたので、営業はモテないとダメ、まではっきり言いました。

「モテてやりましょう！」ここまで自信満々に発言し、この仕事をスタートさせた彼は、半年で辞めることになってしまいます。契約が取れずに査定切れです。私の家まで相談に来たものの、もうやりたくてしょうがない、そして当時の仕事を辞めたくてしょうがない前提だったのだと思われます。
全てが人のせいでした。この仕事に誘った人が何もしてくれない、ちゃんと仕事を教えてくれたら。友達が保険に入ってくれない。友達さえ保険に入ってくれていれば。○○生命みたいにもっといいいい商品さえあれば。

完全にタラレバ。

最後には、私のせいにされてしまいました。
下澤さんがやれって言ったから始めたのに。

ふざけんな。

あと1ヶ月で査定切れというときにも家に来ました。不可能ではない数字だったので、今からできることを言っていくと、「全てやったけどダメだった」
では、ここからの帰り道、全ての会社を飛込みしながら帰りなさい！そう言うと、「分かりました」
そのあと、連絡がきて、「やはり気持ちが落ちてできませんでした。ムリだけはしたくなかったので」

今、家族のためにムリしなくて、いつするの？

ムリして、限界までやってダメなら自分の中で納得できるんですよ。

このようなタラレバな辞め方をしてしまった人は、次の仕事でも難しいです。

個人的な意見ですが、保険の仕事をすることで、次の世界が見えてきてステップアップするなら、それは全然ありだと思います。
むしろ、この業界に飛び込んで良かったと思っていただけるのは嬉しいことです。

タラレバで辞める人が増えてしまうと、悪いイメージだけが世の中に広まり、結果、保険をやったこともない人に、保険だけはやりたくないと思われてしまう、これが一番イヤです。

もちろん、会社の育成にも問題があるのかもしれませんが、相談を受けていると、甘っちょろい人いっぱいいます。

私の1up講座の最後の言葉は、“落ちぶれてやめるな” なんです　笑

※営業道場ではありません・・・・当り前のことを指導しているだけなんですけどね。