「明日やろう」「後でやろう」がなくなる すぐやるスイッチ
尾藤先生の新刊になります。会社はとにかく理不尽なものだと思っている、理不尽な理由で責任を負わされたことがある、そんな人におススメの一冊です。
“先延ばしにしないため” 的な本は、何冊か読んだことがありますが、この本には他の本に書いていないことがたくさん書かれています。尾藤先生の経験に基づいて書かれているので、すごく納得できるし、仕事だけでなく、生きるためのヒントも多くいただきました。
どの部分を書こうが迷いますが、自分の仕事に絡むところを紹介します。
営業で最も大切なスキルはクロージング。
人は価値を価格よりも先に感じさせることで興味が沸く。
「自分を売り込む」より商品にお客様自身を投影させるのが営業のコツ。
自分は待つ営業をする！紹介だけで仕事する！こんな保険営業だらけですが、背中を押してほしいお客様はたくさんいますからね。
最近気になるのが、「いくらまでなら払えますか？」と先に聞いてしまっている営業です。
価値をしっかり伝えて、そのあとに、金額ですよね。「ここを調整すれば、払えるかもしれない」そう考えていただくことが大事です。
メリットの積み重ねが人と人の信頼関係構築につながる。
自分に興味を持ってほしいなら無用に売り込まない。
人に紹介してあげたいと思わせる人物に自分がなる。
ビジネスの基本は、どんなときにもギブ＆テイクです。それなのに実際は、自覚症状のないクレクレばかりです。この場合のメリットとは、「相手が欲しがっていること」です。信頼関係構築には、ギブ＆テイクの積み重ねが大事であること、交流会事業をしている自分はとても強く共感します。「紹介してください」ばかりを繰り返す人、また、「紹介します」ばかりを繰り返す人も私は苦手です。でも、この人には紹介してあげたいな、と自然に思える人もいますよね。そんな人になることが必要なのだと思います。
最後のほうに、「宴もたけなわ」のことが書かれていました。専務の得意な「メモリーグラス」を部長が歌ってしまうという・・・・笑いました。
忘年会シーズンの今、サラリーマンは読むべき本だと思います。
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