その共同担当、ちょっと待った! 一人でやれ。
共同担当とは、一人のお客様の契約を、営業二人で取り扱うことです。いただいた契約の成績も半分ずつになります。
この共同担当にはメリットとデメリットがあります。
共同担当のメリット
男性ばかりの職場など、新人女性営業が入りにくい場が営業先の場合、どうしても行きたくない病になりがちです。そのような職場で営業する場合は、二人の方がいい場合があります。
また、どうやって営業していこう的な、戦略会議もできるので気持ちも楽です。
共同担当のデメリット
実は、デメリットが多くあるのが共同担当なんです。
- 二人の気が合わないと最悪なことになる
- 先輩の方がやることが多く、そのため不満ぎみになる
- 後輩が自立しにくくなる
- 自分のやりたいようにできない
- 契約をお預かりしたときの喜びも半分
保険営業の仕事ですごく難しいのが、共同担当で契約をお預かりすることなんです。
それではここで、直近であった、共同担当の悩みをみていきます。
同窓会で再会した人が
共同担当で営業している職場の人だった
A子の事例
同窓会で再会した人が、営業先の人で「それなら今度おいでよ」って言ってくれた。舞い上がったけど、その営業先には先輩と行っている・・・。どうしよう。困ったけど、その先輩に話した。話さないわけにはいかないと思ったから。そうしたら、やったー!と叫び、「いつ行く?」と。これって何か違うような気がする。さらに、おいでよって言ってくれた同級生には、「なんで一人で来なかったの?」と言われてしまうし・・・。
すごく難しいケースなんです。やはり、一緒に行っている先輩には隠せないので話すべきです。ただ、同級生はA子に来てほしかったわけですよね。同級生の意思を尊重すべきでした。このようなときには、先輩に話す前に上司に相談してみましょう。その上で先輩に話す。そのときにも上司に入ってもらった方がいいかもしれません。
結局A子と先輩は共同担当で成績は半分。A子と同級生にモヤモヤが残りました。
私が先輩なら、「あなたの同級生なら一人でやってごらん」って言いますけどね 笑
A子もB子もTさんからお鍋を買っていた
お料理教室を開催しながら鍋の販売をしているTさんが保険の見直しを考え、A子に依頼しました。当然A子はTさんに面談し、見直しをすすめていきました。勘ぐったB子が大炎上。「どういうことよー!」と社内で大騒ぎとなりました。というのは、B子もTさんのお客であるからです。
よくよく確認すると、A子は鍋のセットをウン十万も払って買っていて、B子は鍋を1つだけ買っていたそうです。
また、A子はTさんのお料理教室に4人ぐらい友達を紹介していて、その友達も鍋を買いました。
さらに、TさんとA子は子供が同じ小学校に通っているという接点もあり、B子よりも付き合いが深かったようです。役員でも一緒だったということは、学校以外で打合せの機会もあったことでしょう。
Tさんとすれば、保険の見直しをAさんに依頼するのは当然のことだったと思います。
B子は、駆け引きするタイプですね。鍋を買ってるんだから保険に入りなさい!的な。
迷ったとき、気持ちがザラっとしたときには、お客さんが求めていることを信じてください。
それが間違いないから。
今日は、2つの事例を書いてみました。
共同担当ではなく、一人でやるのが一番です。
特に新人は一人のほうが実力もつきます。
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