やりたいことをして稼いでいる人は、やりたくないこともやってきています

コンサルや講座をしていて、最近とっても気になることがあります。
「やりたいことをやっていきたい、私にこの仕事が合っているのかが分からない」

私の講座やコンサル、本でも、「やりたくないこと」はやらなくていい、と書いています。それは、自分のやりたいやり方で、ちゃんとやっていかなければならないということでもあります。

世の中、たくさんのコンサルタントがいて、「やりたことをやればいいんだよ」的なことを言ってしまうから、安易に起業し、失敗するパターンも多いのです。

でね、その、「やりたくないこと」って、やってみなければ分からないんです。
しばらくやってみて、それでこのやり方は自分にとって地獄だと思えばやる必要はありません。
考えてみて！やりたいことだけやって、やりたくないことはやったことのない社長なんて、周りにいますか？

さらには、「やりたいこと」よりも、「してあげられること」って考えられるといいかもしれません。

これ、本当に私のコンサルであった話なのですが、「やりたいことをするために、無駄なことを削ぎ落とす作業をしなければいけないんです！」と言い切った人がいました。

経験上、無駄なことなんてないです。結果、それが「やりたくないこと」であったとしても「経験」という形で自分の中で活かすことができます。
「あの時があったから今がある」というストーリーがあるから、そのビジネスが成り立つわけ。

簡単に書くと、やりたいことをして稼いでいる人は、やりたくないこともやってきています。

例えばなのですが、私、保険営業がやりたくてこの仕事を始めたわけではなく、次の仕事の繋ぎとして飛び込んだ世界でした。
年が明けると、その時から20年です。

本当にイヤなことであれば、とっくに辞めているはずですよね。
今では、営業のやりかたの本まで書いています。

自分には向かないと思い込んでいましたが、飛び込むことで気づけて本当に良かったということになります。

また、「セミナーはできるけど、集客は苦手なので集客できる人と組みたいんです」と平気な顔で言う人もいます。「私は、やりたくないことはしません、私のためのセミナー集客を誰かにやらせたいです！」と宣言していることに気づいているのでしょうか。

営業のやり方もね、テレアポだけはできないと言っていた人が、やってみることで、今ではテレアポでの社長面談が得意な人になっていたり。
得意の商品しか売っていなかったけど、他の商品の良さを知ることでお客様に提供できるようになり、今ではその商品も得意になっていたり。

そんなこと、普通にあり得ます。

本当のターゲット層を見つけ、その人たちに合ったやり方ですすめるのは基本。それでも試行錯誤しながら変えていけばいいのです。

だから、やらずにやっぱりやーめた！の人は、ある意味可哀想。自分の得意を知ることはないから。

「あなたは、いつもやりたいことやっていていいよね、羨ましい」と、よく言われます。

独立した頃は、依頼された仕事は絶対に断らないと決めていたし、私、夜中にポスティングまでしていましたよ。
制度の改定で保険が扱えなくなり、報酬も保険会社に移行され、手取りが月5万円になったときの恐怖感、分かりますか？

決して、やりたいことだけやって、順調にここまできたわけではありません。

いろんなことを試しながら、苦ではなく楽しみながらできる営業が、私にとっては「発信」だと自分で気づいたんです。
今では、ブログ、メルマガ、本により、お客様にいらしていただけるようになりました。
私にとって、苦でないから、楽しいから、毎日発信できるんです。皆さんの悩みの解決になることを、ひたすら発信しています。

これが、「発信」することで「待つ営業」ができるようになった流れです。

ブログなんて意味がないと言っている人、まだ私は毎日ブログを始めて8年、週２のメルマガを始めて2年半ですが、あなたにできていますか？もっとちゃんと書いた方がいいよ、と何度もご指摘いただきましたが、あなたにできていますか？

無駄なこと、やりたくないことをやることで、本当にやりたいことが見えてきます。
ちょっと、勘違いされている人が続いたので書いてみました。