がんの人は「私は大丈夫?」と思いましたよね ~岡江久美子さんの報道から感じること~

岡江久美子さんの報道を見て感じること。
“根拠のないことは発言すべきではない”


誰もがファンだった岡江久美子さんの、新型コロナウイルス感染による死。私も大好きな女優さんだったのでとてもショックでした。
そして、乳がん患者のほとんどの人は、「私は大丈夫?」と思ったことでしょう。

それは、テレビなどの報道で下記のようなものがあったからです。

岡江久美子さんの所属事務所は、23日、感染後に重症化した原因について、手術や放射線治療を受け、「免疫力が低下していた」と発表した。

この報道を見て、かなり落ち込んでしまったことは確かです。同じ病気、時期も治療法も似ていたからです。また、不安になったのは私だけではなく、病院や医師への問合せが殺到してしまったようです。とくに現在放射線治療中の人は不安になったと思います。

25日の読売新聞の記事です。

日本放射線学会は24日、「早期の乳がん手術後の放射線治療は、免疫機能の低下はほとんど起きない」との見解をウエブサイトに急ぎ公表した。

とあります。一般的に、こうした治療で重篤化を招くことは考えにくいということです。

なぜ、所属事務所は、このようなことを公表してしまったのか。なぜ、報道番組は正しいことを調べもせずに放送してしまったのか。私の中で疑問が残りました。

この報道により、手術や放射線治療を本当に必要とする人が、治療をやめたい!と考えてしまうことが一番怖いです。

がんは、人それぞれ進行度が違います。また、いろいろな種類があります。進行度や種類により、治療法も変わってきます。

さらに、がん診断時に同じ進行度、種類であっても、たばこを吸っている人、いない人。お酒を飲む人、飲まない人、生活習慣によっても、重篤化するリスクは大きく変わってくるはずです。

前回の通院時、まだ岡江さんの報道がなかったときに担当医との話で出たのは、がんの人がウイルスに感染したらマズい、ではなく、気づかずに感染している人が、抗がん剤を投与すると(抗がん剤の種類にもよりますが)大変なことになる、という話でした。

まとめますが、やはり、『根拠のないことは言わない!』

言わない方がいい、ではなく、言ってはダメですよね。

がん告知後も、根拠のない言葉に驚きました。
あの病院に名医がいるから。
抗がん剤を投与したら死んでしまう。
医者の言うことは、聞くべきではない。

どれも根拠はありませんでした。

根拠のない言葉は、相手を不安にさせたり、混乱させたり、傷つけたりします。

『もし、自分が言われたら?』ということを常に意識しての発言が必要です。

私も含めてですが、気を付けましょう。


 

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