同業他社の誹謗中傷は、聞いていて不快　～どんな相手も平等に。冷やかしだと思い込まないこと～

「あの会社は良くないですよー、あとで後悔します。うちにすべきです！」このような営業話法、言われたほうは、とても嫌な気持ちになります。

保険業界では、他社への誹謗中傷はコンプライアンス違反になります。一昔前によくあったのが、「あー、あの会社ですか。もうすぐ潰れますよー」という話法で自分の商品と契約させるというもの。

今でも禁止なんですよ。やっていませんよね？

なぜ、このようなことを思い出したかというと、ここ最近、不動産物件をめぐって、同じようなことが起こっているからです。
不動産業界ではNGではないのですかね？

ただただ、不快になりました。

冷やかしだと思ってたよね？君

先々週の土曜日のことです。新聞広告で、この物件見てみたい！そう思えるものがありました。駅から4分。築18年。1階ですが占用庭が広く、わんこが喜びそう。４LDKで広すぎますが、それなりの使い方も頭に浮かびます。何より金額！このお金なら何とかやっていけそう、と思えるものでした。その物件を担当する、（こちらも大手です）不動産会社に電話をして、もう午後なのに、突然今から部屋を見たいと言ってしまった私も良くないのかもしれません。

○○駅から4分の物件を今から見てみたいのですが。
明日の日曜日はいかがでしょう。
明日は仕事を入れていまして。すみません、無理であれば来週以降でお願いします。
いえ、では今から待合わせをしましょう←（なんだ、可能なんじゃん）

こんなやり取りをし、17時半に現地で待合せをしました。

初めてです。物件を見に行って、個人情報を何も聞かれなかったのは。

担当のKさんは、若く見えたので土曜の夜はデートの予定でもあったのかな。なんだか申し訳ない気持ちになりました。
きっと、冷やかし、嫌な客だと思われてしまったのでしょう。

Ｋさんに伝わっている、こちらの情報は、私の携帯番号（着歴に残っているから）と、シモサワという名字だけです。

決して冷やかしではなく、勉強したいという気持ちでした

物件を見に行くことで、何かしらの収穫があります。こんなやり方もあるんだ、という情報が入ると、先が見えないことでの不安も少なくなります。しかし、今回は、その担当Kさんとの会話もなく、ただ部屋を見て、未来をイメージしたのみでした。

ここ一週間で進みました

現在、大手不動産にお願いしていることを、12月から別の会社にお任せすることになりました。これも縁であり、その担当と土曜日に実際にお会いしたところ、誠実さも感じ、楽しみにもなってきたのです。大手を断るやり方とか、今後の進め方を教わりました。これも収穫です。

先々週に見た、○○駅4分の物件の間取り図を見せたところ、心配しなくてもこのような物件は、たくさん出てくると。ものすごく安心することができました。

昨日の夜、○○駅4分の担当のKさんから電話が！

日曜の夜ということは、土日で思うような営業結果が出せなかったからなのでしょうか　笑

あのー、あの物件の感想だけでも教えてもらえませんか？
とても気に入りました。でも、今、お家を売りに出していて。売れないと買えないんです。

いきなりテンションが上がるのがわかる・・・・

えー！そうだったんですか？いつからですか？売っているのはマンションですか？←ものすごいスイッチの入りかた( ﾟДﾟ)
自分、得意な案件です。大手の△△不動さんはよくないです。絶対にやらないですよ。ぜひ自分にやらせてください！

あー、実は12月から不動産屋さんを変えることになりまして、その不動産屋さんと昨日打合せをしたばかりなんです。

大手じゃないんですよね。小さい不動産屋はあとから後悔しますよ、絶対にやめたほうがいいです。

というか、一週間放置してたのあなたですよね？

分け隔てなく対応していれば、ですよね

先々週に物件を見に行ったときに、せめてうちの状況を把握してくれていれば、Kさんの提案を受けることはできたと思います。
こちらも勉強したくて電話をしたので。

ただ、同業他社への誹謗中傷はいかがなものでしょうか。とても不快に感じてしまいます。その誹謗中傷された会社を選んだのは、私になりますよね。

例えば、相手にとって自社を選んだほうがメリットが多く、それを伝えたい場合、「A社は、この部分を得意とする会社です。お客様の場合、必要とされているのは別の部分であり、そこは弊社が得意とします」
これなら誹謗中傷にはなりません。

保険業界でも同じです。医療保険に優れている会社、死亡保険に強い会社、貯蓄に優れている会社、会社により得意分野、そうでない分野があります。全てに得意だったとしたら、それは、お客様にとって都合がいいということ、たくさん支払われることですよね？とううことは、それこそ保険会社は潰れてしまいます。だから、得意分野、不得意分野があって当然なのです。

また、保険の場合も同じですが、不動産動かす場合、人は、大手かそうでないか、ではなく、やはり人を見ています。
安心できる人にお任せしたい、というのは、全員の一致のはずです。