保険の話に興味を示さないのは、自分は病気になると思っていないから
「がん」になったおかげで、分かったことがあります。それは、“なぜ人は、保険の話に拒否反応を起こすのか”ということの答えです。
保険営業のイメージが悪すぎる
これは、私が病気になるずっと前からの問題であり課題です。変な営業をしてくれた人のおかげで真面目な営業が大変な思いをしています。
2人に1人が「がん」になる時代なのに自分はならないと思い込んでいる
今日のテーマはこちらね。
「がん」告知を受けてから今まで言われてきた、心無い言葉により、気づくことができました。下記が、「がん」告知よりも何倍も辛かった言葉です。
- 運命って残酷だね
- 抗がん剤って嫌な言葉。私なら耐えられない
- 可哀想
- 愚痴ならいくらでも聞けるよ
- 自分はただただ見守るしかないのです
- 知人も乳房を失いました
- 友達は全摘だったからさ
- 明るく元気に振舞っているあなたを見ているのが辛い、さぁ、治療に専念して！
- 私には、あなたの苦しみが分かります。ネットで調べました
- たとえあなたがボロボロになっても応援し続けます
- 大丈夫ですよ、大丈夫ですよ。まだまだ一緒にできることがたくさんありますから。一緒にできることが楽しみでワクワクが止まりません
- だから言ったじゃない、仕事ばかりしているから。いい加減仕事辞めるよね？
- 仕事どころじゃないよね？これ、正論だから
- 胸、なくなるの？ご主人大丈夫なの？
- 「がん」の人は、きっと純ちゃんの話を聴きたいと思うから大丈夫だよ
気づきますか？気づくかな・・・。
発した人の共通点は、みなさん善意であると同時に、自分は「がん」にならないと思い込んでいます。だから私のことが可哀想なんです。自分も「がん」になるかもしれないと、急いで人間ドックに行ったり、保険の質問をしてきた人に、上記のような発言はありませんでした。
2人に1人は「がん」になるんだよ、と反撃すると、親より先に死ぬなんて絶対に嫌だ！と、無意識に私の前で言ってくれた子もいます 笑
人が保険の話に聞く耳を持たない理由、保険営業が、保険の話まで持って行くのが難しい理由はここにある！自分の体で気づかせていただきました。
とくに・・・。
- 自分はただただ見守るしかないのです
- たとえあなたがボロボロになっても応援し続けます
見守らなくていいから、応援なんていらないから、自分の保険を心配しろ！ついでに、勝手にボロボロにすんな！って心で叫んでました 笑
言われた当時は、本当に辛かったけど、今は、笑いながら書けます。むしろ、感謝できるようになりました。
「がん」に対する医学はすすんでいるのに、みんなの知識は昔のまま
一昔前は、「がん」=死 不治の病でした。
少し前からは、「がん」=共存 上手く「がん」と付き合っていきましょうとなりました。
今は、「がん」=根治 根治を目指す人も増えています。そのためには多額なお金と時間がかかります。
私も根治を目指す治療をしています。
このことをしっかり伝えるのが保険営業の仕事だよね。
それと、なんだかんだ言っても、日本人の死亡理由の第1位は、今でも「がん」であることを忘れてはいけません。死亡保険の必要な人は多いはずです。
この部分をすっ飛ばして、提案書の説明を始めても相手に響きません。今より安くなるとか、内容が濃くなるとか一生懸命に言っても、「保険なんてどれも同じでしょ？」と思われています。だって、自分は病気にならないと思い込んでますから。
私の経験を事例として使っていいので、現在の治療法とはどのようなものか（過去の記事にたくさん書いてます）いったいいくらかかる病気なのか。
しっかり教えてあげてください。
3月で「がん」告知を受けてから1年になります。
私にとって、プラスの経験になりました。保険営業さんにはこの経験をたくさんシェアしていきます。
「がん」になり、たくさんの人が離れていきました。でも今は、人の整理ができたと思っています。病気前と変わらず、同じ立ち位置で接してくれた人たちがいたからです。苦しんでいるときには気づいていませんでした。今、近くにいてくれる人たち、支えてくれて本当にありがとうございました。前を向くことができました。
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