たんぽぽは売残り犬です ~保護犬という選択を~

どんぐりは保護犬で、現在4歳です。
たんぽぽはというと、保護犬ではなく売残り犬です。5月で10歳になります。たんぽぽのときには、あえて売残り犬を引き取ったのではなく、欲しいと思っていた子がたまたま売れ残っていました。

 

どんぐりのことは、少し前に書きましたね。

保護犬だってかわいい ~どんぐりの例~

上記の記事、良かったらもう一度読んでね。

うちには、ひまわりという、超美少女の先住犬がいました。亡くなって3年半になります。

アイドルのような顔立ち。

本当にかわいい子でした。

 

たんぽぽとの出会い

当時、ひまわりちゃんは、12時間ぐらい一人でお留守番をしていました。寂しがり屋のたんぽぽには考えられないことです。
結婚と引越しをきっかけに、一緒にお留守番できる子、お話の相手ができる子を探していました。というのは、ひまわりは、相当性格の難しい子だったのです。人も犬も苦手で、ドックランも大変。鼻剥いて吠え掛かります。

見つけちゃったのがたんぽぽでした。場所は、芸能人もペットを買いに来る、お台場です。ミックス犬なのに28万ぐらいしました。

やー、なんてかわいい子・・・。性格重視とはいえ、かわいいほうがいいよね。要するに、ドンピシャ、私のタイプのお顔でした。性格もおっとりしていて、要領が悪すぎるのが見ていて分かります。そこがかわいくてね。

でも、引越しまであと4ヶ月ありました。こればかりは運命?こんなにかわいかったらすぐに売れちゃうね・・・。

ところが、行くたびにいるんですよ、たんぽぽが。どんどん値下げされていって、買いやすい値段になってきたけど、違和感はありました。
命の値段が、行くたびに下がっていくわけですから。

ただ、このときにはまだ、保護犬の存在も現状も全く知りませんでした。

 

売れ残っていたワケ

結局、たんぽぽは、このペットショップにずっといました。
理由は、買うと決定してからペットショップが言ってきたことなのですが、たんぽぽは、風邪をひいていて通院しているということでした。
まだ赤ちゃんですよ・・・

値段が付かなくなったとき、この子はいったいどうなるんだろう・・・・。ミックス犬は繁殖犬にもなれないかもしれない。

大部屋を2つに分けて、売残りチームが6匹ぐらい入れられていたかな・・・。もう大きくなってきた子たち。

 

佐々木さんの存在

ペットショップに行くと、店員さんが話しかけてきますよね。というか、無理やり抱っこさせる店員もいますよね。抱っこさせれば売れる確率が上がるんですかね。怖いわ~。

そこに佐々木さんという、これまた要領の悪そうな女性の店員さんがいました。彼女は4匹飼っているとか。犬種もバラバラ。それもシェパードからポメラニアンまで。あとから思いました。売れ残った子がどうなるのか、許せなくて引き取ってるのかなって。これはあくまで妄想です。

佐々木さんは、いい人でした。決して無理に買わせようとはしませんでした。こちらの状況も分かってくれていました。何よりたんぽぽのことをかわいがってくれているのが伝わりました。要領悪くてほかの子にいじめられるので、おとなしい子の部屋に移したら笑顔になってきました、と教えてくれたのを覚えています。

引越しまでまだ時間があるけど、この子を引き取ろう!そう決めて、ペットショップに連絡しました。

 

石川さんの存在

たんぽぽを引き取りに行った時に、佐々木さんは、休憩に出ていました。

私が代わりに担当しますので、と言ってきたのが石川さん。デブで売る気満々の人。値段が付かないたんぽぽを引き取りにいったのに、フードなどの必要グッズや、いろんな会員に入会が必須とやらで12万円払いました。

お風呂が大好きなんですよ~なんて、言ってたけど、風邪ひいている子をお風呂に入れてたんですかね。というか、たんぽぽはお風呂が嫌いです~笑
そして、うちに来たとき、相当くさかったです。

保険も強制加入。そのときに2つの違和感が生まれました。私は保険を知っています。それでもひまわりを置いてきているし、たんぽぽをさっさと連れて帰りたかったので、手続きのときには気づきませんでした。

たんぽぽは、風邪でセキが酷く通院しています。本当に保険に加入できたのかな~というのが気になります。告知書は、全部いいえに○をするように誘導されました。告知義務違反では?

もう一つの違和感は、保険の書類の担当欄が石川となっていたことです。佐々木さんじゃないんだ・・・。せめて共同担当だよね?と感じたことを覚えています。

そして、休憩から帰ってきた佐々木さんを見て、あー、やっぱり、と思ってしまいました。佐々木さんは、『え?なんで?』って顔をしていましたから。きっと、この業界にもノルマ的なことがあるのかなと。佐々木さん、ごめんね。

 

引き取ってからの通院が始まる

日中は何ともないのですが、夜中にセキが止まらなくなりました。病院に行くと、やはり風邪でした。人間の子と同じです。夜中が可哀想でね。
背中さすっても、さすっても止まらなくて。

毎日電話をくれたのは、やはり佐々木さんのほうでした。かなり心配していました。落ち着いた頃、たんぽぽをペットショップに連れていったら、佐々木さんに抱きつきました。その頃のたんぽぽのママは、まだ佐々木さんだったんですよね。ジェラシー~。

佐々木さんも泣いてました。風邪治してもらったの?お洋服着せてもらったの?よかったね?って、たんぽぽに話しかけていました。

石川さんもいたのですが、目が合うことさえありませんでした。次の獲物が大事だったと思われます。

私ね、思うのですが、ペットショップで買わないことが、可哀想な子を救うということは大前提ね。私が、繁殖犬の現状を知らずにいたのと同じように、何も知らずにペットショップの店員になる人だっていると思うの。その中に、すごくいい人と、悪い人がいるということ。すごくいい人は、苦しいだろうな~って思います。現状を知った以上、普通ならできないです。

 

3.11を2人で乗り越える

あの性格の難しいひまわりも、たんぽぽのことはすぐに受け入れてくれました。感動しました。

そして、数か月後に起こった大地震。ひまわりと、たんぽぽは、力を合わせて頑張りました。ベッドの下にもぐっていました。
私は、まだ建設途中のスカイツリーの先で仕事。完全に帰宅難民になっていました。

ひまわりと、たんぽぽ。
ひまぽぽと呼ばれていましたね。

当時のFacebookです。師弟関係が分かるでしょ 笑

今では、どんぐりの立派なお姉さんです。違う犬かと思うぐらいしっかりしました。

地震のあと、しばらくしてからお台場のペットショップに行きました。また佐々木さんが泣いていました。お台場は被災地でしたね。そのペットショップも壁が倒れたそうです。犠牲になった子もいたのかもしれません。

そして、その頃から佐々木さんに会うことはありませんでした。

やはり、続けられなかったのだと思っています。

いつか、佐々木さんにはお会いしたいな。もうあれから10年近く経ちましたけどね。このブログ、見てないよね。微かな希望です。

 

保護犬という選択を

どんぐりの記事にも書きましたが、殺処分がをなくすためには、ペットショップで買わないこと。
それでも、ペットショップにも、心ある、いい人がいることを忘れてはいけないと思います。個人的には、そのような人に立ち上がってもらいたいです。

今、自粛ということで学校も休校。子供たちがやることないからペットショップで犬を買った、なんて平気で言っている大人をテレビで観ました。
ゾッとしました。学校が始まったら用事がなくなった、なんてないことを祈ります。

どんぐりのいた保護団体から送られてきた冊子から。
かわいそうな子がたくさん、人の愛を求めています。

私には、助けて~!って言っているようにしか見えません。

 

 

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