誤解を招く説明をしてしまったら、まずはそのことを謝ってください
今年に発売された、少し気になる保険の商品説明があるということで、コロナ禍ではありますが、商品研修に行きました。
最近よく見かける、就業不能保険(病気や事故などで働けなくなったときに毎月給付される保険で、仕事がなくなった時の保険ではありません)です。
保険会社からの説明
「がん」の場合、医者は責任をとれないから 『60日以上、働けません』という診断書を書きます。
という説明から始まり、この時点でかなり???でしたので、私は質問をさせていただきました。
私、「がん」で、1年半抗がん剤治療をしていたのですが、この保険に加入していたら、給付されたということなのでしょうか。
ずっと、仕事をしていましたが・・・。
はい!給付されました。もう少し早く知っていれば。残念でした! ←←← まず、残念でした!は必要ないですよね。
それならこんないい保険はない!そう思った私は、帰宅後、夫に勧めます。
夫が、パンフレットを見て気づきました。
帰宅してパンフレットを読み直し気づいたこと
やはり、私のような状態では給付されないのではないかと。
え?私、大勢の前で手をあげて質問までしたんだけど・・・
保険会社の対応
夫は、保険会社へ質問のメールを入れていました。
私は、説明をした営業に電話をします。
私は1年半抗がん剤治療をしていましたが、医者からは、
仕事はどんどんしてね。
できるだけ、今までと同じ生活をしてね。
と言われていたので、『60日以上、働けません』という診断書は絶対に書いてもらえません。おそらく、お願いしたとしても無理です。
そう私が言うと、
いいえ、たまたま下澤さんの主治医が
仕事はどんどんしてね。
できるだけ、今までと同じ生活をしてね。
と言っているだけで、他のがん患者は違います
データもあります(なんのデータかは最後まで不明)
私の周りのがん友も、わりと元気なんですけどね。
そのうち、
中小企業の1人でやっている会社の社長って、いますよね。そういう人たちは、医者に止められても仕事しゃうんですよ。そういう人たちのことを言ったんです。
と全然方向性が変わり、
今度は、
そんな意味で言ってない。
になり、最後には、
そんなことは言ってない。になりました。
誤解を招く説明をしてしまったことに、最初に丁寧に謝ってくれていたら、私もここまで不快にななりませんでした。
保険営業さんへ、3つの注意
- 誤解を招く説明をしてしまったら、そのことに対しては、まず謝ってください。それだけで、相手はずいぶん心が楽になります。
- 「がん」の人も聞いている前提で商品説明をしてください。
- 「がん」の人の言葉を聞き入れてください。「がん」の人は、保険会社の人よりも実際の治療を知っています。
今回の対象の○○生命の人へ
「がん」に罹患し、働けなくなってしまった人、今も大変な思いをされている人が多くいます。その前提で伝えたいことがあります。
「がん」=働けない
という決めつけに、傷つくがん患者さんも多くいます。私も久々に泣きました。
「がん」という病気は、あなたが思っているよりも、きっと身近が病気であり、普通の病気です。というか、「がん」の人はもっと普通です。
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