アンケートを断られるのが怖い　～まず、断る人の心理を知ろう～

職団（担当している営業先の企業）で、アンケートを断られるのが怖い・・・。
という新人さんからの悩み相談がありましたので、その対策法を考えてみました。

入社5ヶ月目ということで、研修が終わり、先輩の同行もそろそろ終わるころです。保険営業の仕事への夢がいっぱいな時期でもありますが、同じぐらい不安も大きいですよね。

私が、保険営業を始めた21年前から、ファーストアプローチはアンケートでした。きっと、もっと前からアンケートだったと思われます。そう考えると、ものすごく古いやり方です。

個人的には、アンケートでなくてもいいのに・・・と思ってしまいます。外資系の保険会社や、保険代理店ではアンケートなんて使っていませんので。
それでも会社の方針がアンケートならば従わなくてはいけません。（アンケートでなく、こっそり自分のやり方で進めてもいいと思いますよ。契約取れていれば怒られませんよね）

人がアンケートを断る理由

アンケートがもらえない、断られるのが怖い、そんなふうにウジウジしていないで、なぜだろう！って考えましょう。相手の立場になって考えることが重要です。人は、なぜアンケートに記入しないのか。ズバリ、書いてしまえば翌日に保険の設計書を広げられ、勧誘されるからです。もう20年以上も前から、まずはアンケート！と、保険会社がやっているなら、当然相手も学習しています。アンケートに協力したためにガシガシ営業された経験があるから、または、営業されている同僚を見ているから、オレはもう書くのをやめておこうになってしまうのです。

感情から考えれば普通の流れです。

やはり・・・・。
アンケートをもらったら、即設計書を持って行け！って上司に言われるそうです。

それではどんどんどんどん、仕事がやりにくくなってしまいます。

私のお客様はどうしてアンケート協力をしないのか。生声。

私の当時のお客様に聞いてみました。

すぐに保険の提案書を持ってくるから
保険に加入する気がないのに申し訳ない
悲壮感があって怖すぎる。近づいてほしくない

いかがでしょうか。みなさんが悩むほどの理由ではありません。むしろ、みなさんに気を遣っての理由もあります。みなさんのことが嫌いだから書かないわけではないのです。

なぜ、私にはアンケートを書いてくれたのか。生声

相談者である新人さんは、『職団、アンケート』で検索し、私のブログにたどり着いてくれたとのことで、大変嬉しく思います。
アンケートに断られたことのないという私に興味を持ってくれました。
そうなんです。私、アンケートに断られたことが、おそらくありません。

なぜ、私のアンケートには協力してくれたのか、聞いてみました。

シモジュンなら、保険の提案書持ってきても断ればいいやって思った

なんと、こんな理由でした。

シモジュンなら、保険の提案書を持ってきても断ればいいや、と思ってアンケートに協力してくれた人が、みんな私のお客様になっているということです。
そう考えると、断ればいいや、の雰囲気を出すことも大事ですね。私は無意識なので言葉では表現できません。

ちょっとした工夫が大事

アンケートに記入していただくことがみなさんの仕事ではないはずです。まずは元気に「こんにちは」の挨拶。無視されますが、気にしない。「こんにちは」に対して、「こんにちは」と返してくれた人と、まずはお話できるようになりましょう。それと、「アンケートをお願いします」よりも、「お名前教えてください」の方がいいかもしれません。「お名前教えてください」と言うと、偏屈な人でないかぎり教えてくれます。人により名刺をくれます。名刺にはアドレスが書かれていますよね。その日のうちにお礼メールを入れてください。その人が保険で何か分からないことが出てきたときに、他の誰でもない自分に連絡をくれるために私はやっていました。このように少しずつ、相手の状況を知っていきます。子供の名前やペットの名前をアンケートの余白にメモっておいて、話題に出すと喜ばれます。

このように、相手の状況が分からないと、保険の設計書は作成できないはずです。アンケートをもらった。翌日に設計書提案は、本来ならあり得ないはずなのです。

相手を知ることで、その相手もみなさんのことを知ることになります。信頼いただかないと、あなかからは保険には入りません。当然のことです。

「こんにちは」と言って、無視をされ続けている新人さん、それでもめげずに「こんにちは」と言い続けてください。1年後には、無視をした人の方から「こんにちは」って言ってもらえるようになります。年月が経っても無視をし続ける人は、人としておかしいかもしれませんね。人を見下すような人とは関わらなくていいです。

参考にしてください。