がんで見失いそうな自分を取り戻す場所　～マギーズ東京に行ってきました～

今日は、豊洲にある、マギーズ東京というところに行ってきました。
がんになった人、家族、友人など、がんに影響を受ける全ての人が訪問できる場所です。

第一印象は、なんて居心地のいい素敵なお家だろう・・・・。そして、がんの人って、本当にたくさんいるのね・・・。

看護師や、心理士の方たちが、まるで友人のように接してくれます。いただいたアイスコーヒーが美味しいこと。キラキラ光る海を見ながらたくさんお話しました。

私、がんになって、ずっと思っていることがあります。がんの人の就労を含む人権の問題です。心理的なことでは本当にたくさんのことを乗り越えてきたつもりです。治療はもちろん辛かったけど、人権に関しての傷はそれ以上のものでした。

がんにならなければ分からなかったことでもあるんですけどね。でも今は、がんでない人も知る必要があると思っています。2人に1人が、と言われていますから。

正しい知識と、人権について、広めていきたいです。

例えばですが、「緩和ケア」のことを、治療が終わった人が行く場所、と思っていませんか？
私が本日行った場所も緩和ケアの場所です。がん告知を受けた直後に行ってもいい場所です。もちろん就労で悩んだときにだって行っていい場所です。

緩和ケア

すごく分かりやすく言うと、がん治療法やがんの常識はどんどん進むけど、健常者の頭の中は古いままなんです。

まずは、このように、心のケアをしてくれる場所があるということを皆さんに知っていただきたいです。そして、がんの人に気を遣いすぎて逆に傷つけるよりも、こんな場所があるよ、って教えてあげてください。

さて、私にマギーズ東京を教えてくれたのは、もう4年ぐらい前？に、朝礼での講演に伺った保険会社の営業マン。その時以来なので、お会いするのは2度目でした。私の講演の少し後に、人間ドックで大腸がんが見つかったそうです。なんと！！同じ年でした。お話したのはもちろん初めて。とっても優しくて話しやすい人。楽しい時間でした。というか、私がしゃべりすぎたかも　笑

ご縁は大事ですね。Facebookの存在も本当に有難いです。